乳がんになって目が覚めた

乳がんになって目が覚めた

これまでの治療時の記録、また、当たり前に朝が来て過ごせている感謝の日々、そこから残していきたいことなども書いていきます。

アメリカ同時多発テロの後に世界中に配信されたひとつの詩

 前回は乳がん関連の本で私が信頼している書籍について書きましたが、

今日は、心が疲れたときに優しく癒された、そんな1冊ここに記録したいと思います。

シンプルな挿入写真とともに心に響き、

いつもそこにそっと置いておきたくなるような小さな本です。

 

 以前の記事はこちら ⇓

 

 「最後だとわかっていたなら」 ~サンクチュアリ出版~

アメリ同時多発テロの後に世界中に配信されたひとつの詩でした。

原作の「Tomorrow Never Comes」はアメリカの女性ノーマ・コーメット・マレックが我が子を偲んで書いた詩ですが、

その当時はこの詩に関してそれほどの情報はなかったようです。

けれど彼女の悲愴な体験により生み出されたこの詩は、2011年9月11日に起きた同時多発テロの後に広がりました。

偶然目にして共感した誰かが、9.11テロの時に亡くなった人々を偲び平和を訴えるため、無断で配信したチェーンメールによって世界中に広がっていったようです。

原作者のノーマ自身、自分の詩が勝手に出回っていたことを知り戸惑いを感じつつも、

平和的に読まれているならむしろ光栄だと思っていたとのこと。。

 

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日本語に訳してこの本を作った佐川睦(1969年 福島県生まれ)さんも大学生のときにお姉さんが亡くなられていて、この詩に衝撃を受けたそうです。

残された家族、残された者の後悔。。

後悔が全く消えるわけではないのかもしれないけれど、

自身の今日1日を最高に幸せでかけがえのないものにするために

これからも心からの思いを言葉や態度で表していきたいという思いにいきついた佐川さんの気持ち。

私も大切な家族を看取った経験があるので、わかるような気がしました。

この本(詩)は、経験した悲しみや辛さをただ訴えているのではなく、 

あなたの魂は孤独ではない、あなたを忘れないそういった愛する人の幸せを祈りながらも前向きな詩であると思います。

 

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『この詩を翻訳してみて気付いたこと』として綴られている文章にもうなずけるところがありました。

愛する人を失った時、どんなに心を尽くしていても自分の足りなさを歎(なげ)かずにはいられない。それはもしかしたら、その人を忘れないでいたいという心の表れなのかもしれない。自分のためよりも、むしろその人の魂のために。』

本当に答えは出ないものだし、複雑なもの。

でも少しだけ抜け出せる何かをこの本を手にしたときに感じたのを覚えています。