乳がんになって目が覚めた

乳がんになって目が覚めた

これまでの治療時の記録、また、当たり前に朝が来て過ごせている感謝の日々、そこから残していきたいことなども書いていきます。

寒空の中で迷子になったウチのオカメインコが帰ってきた奇跡

今日は朝から予定もなく、

コロナコロナで出かける先もなく、

旦那が台所に立ってくれているのをいいことにマッタリしてました(´∀`=)

そんな中、11月も間もなく終わりだな~ということで、

去年の11月のある強烈な、我が家にとって歴史に残るある出来事を綴っておこうと思いました。

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忘れもしない11月の初旬、

今日のような陽射しの暖かい休日、

その日は庭の冬支度や洗車などをするのに、旦那と息子とチョロチョロ家を出たり入ったりしていました。

長男と次男が独り暮らしをはじめた2018年の春に、寂しくなった三男がお世話をしたがり迎え入れたのがオカメインコのマルでした。

小鳥を飼うのは初めてでしたが、

1年半も一緒に暮らしたらマルはもうすっかり立派な家族の一員、可愛くてたまりませんでした。

その、小さな小さな命を、

新しい家族を、不注意で屋外へ逃がしてしまうという、

まさかの事態が起きたのでした(泣)

 

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1日に1回マルをゲージから出して自由に飛ばせたり遊ばせたりするのですが、

その日マルはゲージになかなか入らず、

「まぁいっか、後で終わったらマルを入れよう」とそのままにして私たちは外に出ました。

それまで1番気をつけていたことに対し、その日は緩んでいた私たち。。

放鳥時は窓やドアを少しの開け閉めでも慎重にしなくちゃならないのに。。

 

息子が家の出入りの際にリビングから玄関へのドアを開け放しにしたまま、

更に玄関から外へ出るドアを開けた、その瞬間、

マルはするりと外へ、

ピィーピィーーーッ!!!と雄叫びをあげながら大空へ飛び、

やがて見えなくなりました…

 

息子はビックリしたのと、

やらかした!怒られる!の思いで一瞬パニックになったのでしょう、ギャン泣き。

呆然とする私。。

そして玄関の前で声を張りあげて泣く息子をかばいながら、

「大丈夫、注意しなかったオトン達も悪い、マルは本来のあるべき姿で喜んで飛んでいった、しょうがない、もうしょうがないから」と動揺しておかしな慰め方をしている旦那。。

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戻ってくることを願い窓やドアを開け放して待っていた


すぐに旦那と息子は網を持って近所を探したものの、勿論この辺にいるわけなどなく。

室内でしか生きた経験がない小さなインコが、家の場所を把握しているはずもなく、

しかも夜は気温がひと桁になっていたので、

私たちは絶望感でいっぱい、

その時点では正直、諦めるしかないと思っていました。

 

けれど、

友人のアドバイスで動き出しました。

その結果、思いもよらない形でマルは4日後、無事に私たちの家に帰ってくることとなったのです。

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諦めちゃダメ!やれることをやろうよ!!

友人からそのような喝が入り私がしたこと

①警察への届け出

②迷子チラシを作成し動物病院、スーパー、ホームセンターなどをまわり貼ってもらう

聞きつけた友人達がしてくれたこと

SNSで情報を拡散

②実際に近所を捜索

 皆さん諦めず本当に一生懸命に親身になって探してくれて、頭が下がりました。

 

そこで、うちの上の息子達にも連絡したところ、

長男がすぐに自身のTwitterに上げてくれました。

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土曜日に行方不明になり、日曜日にそうして動き出し、

そして月曜日の夜に、なんと息子のTwitterに情報が寄せられました。

「マルちゃんだと思いますが、ご確認ください」

そこには確かに、マルがいました(涙)

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マルが帰ってきた奇跡

マルが帰ってこれた経緯は、その偶然の重なりに驚くばかり。

なんと、見つけてくださった方もオカメインコを逃がしてしまい、諦めきれずに探していたのでした。

 

名前はチコちゃん。

Twitterにも上げ、似たようなインコを見かけたと情報をもらえばその付近を捜しに行くといった生活をしばらく続けていらっしゃる方でした。

 

たまたまマルが迷子になった日に、

我が家があるこの住宅街のとあるお宅からその方のところへ「うちの2階の窓に黄色いインコが激突して地面に落下、そこにカラスが寄ってきて追われてどこかへ逃げて行った、チコちゃんかもしれません」と連絡がきたそうです。

そこで翌日の日曜日に、ご家族でこの付近に探しに来られたのでした。

その方のお宅は、我が家が住む区から車の移動で40分ほどかかる地域にあります。

この辺の土地勘もないとのことですが、もしかしてと期待を抱いて探しに来たとのこと、、、胸がいたみます。

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そこで「チコちゃんチコちゃん」と探しているときに、

1羽のオカメインコ我が家から歩いて10分ほどの場所にある高校の校門の上にいたとのこと。

名前を呼んだら腕をつたって肩に乗り、そのまま一緒に車に乗り込み、それがマルだったのでした(泣)

 

車内に準備されていたケージ、チコちゃんのために用意されていた一式の中で大切にされながらの一緒に帰っていったのです。

でも、やはりチコちゃんとは似てるけど違うような気がしていたそうで、

疲れているのか何も食べずに声も発せずジッとしていたので様子を見守っていてくださったのでした。

そしたら翌日Twitterでマルを探しているのを見つけ、連絡をくださったのでした。

そして翌々日の水曜日に、無事にマルを届けていただいたのでした。

心から感謝でした。

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そして、チコちゃんの無事も心から祈ったのでした。

 

ラッキーな偶然が重なった

インコは確実にカラスに狙われる可能性が高いとのこと。

あとから、2階の窓に激突したお宅の庭に落ちていた長い羽はやはりマルのものだったことが判りました。

窓にぶつかってもカラスに追われても、一生懸命に逃げたのでした。

私にいつもスリスリ甘えてくるマル、

家を探し鳴きながら一晩を過ごしどんなにか心細かっただろうと、今でもあの時を思い出すと胸が締め付けられます。

でも野外で夜を過ごしたのが、結局はひと晩だけで済んで本当に良かった。。

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動物病院で全身を調べてもらいましたが、特に異常はなく、

現在はすっかり元通りになり、

ゲンキにカープの応援歌を歌っています。

 

たくさんの皆さんのご協力に、心から感謝でした。

 

そして、マル、

 

帰ってきてくれて本当にありがとう(泣)

 

2021年・追記 動画をあげれるようになったので、、

現在も元気に家でカープ応援歌を歌っています(笑)

 

 

 ※ちなみに広島カープ関連の記事はこちら
purikoko.hatenadiary.com