足の爪・・変形したまま今も残る副作用による”爪痕” と息子の手
爪に残る抗がん剤副作用の、まさに”爪痕”
2014年の7月に右乳房全摘と腋窩リンパ節郭清手術を行い、8月から翌年の2月まで抗がん剤治療を受けました。
その後、放射線治療、現在はホルモン療法のみでタモキシフェンを服用しています。
今のところ生活習慣を変えたり心身の健康に気をとめながら、幸い再発なく元気に暮らせています。
ホルモンの内服薬での副作用もなく、
今は体が整い快適に、病気をする前より健康的な毎日を送っています。
※治療について振り返って書いたこと
抗がん剤の副作用については個人差があり、回復具合も様々なようです。
私の場合は、抗がん剤で影響を受け辛かった症状については、
当時このまま戻らなかったらどうしよう💦と心配した「見た目の変化」も「体調の変化や悪さ」も、
徐々に順調に回復し、今はすっかり生活への支障はありません。
でも、ふと、足の爪を見ると、
う~ん、ここだけはやっぱり元に戻らないか・・・と残念な足の指を眺めます。
全く痛くもかゆくもなく、成長が止まってしまったのがこちら。
私はもともと父親に似て足の指が長く爪の形も父親そっくりで気持ち悪いのですが、
さらにこのように変色し、変形し、
残念な指になってしまいました。
でも、もともとネイルをする足の爪でもないし、
夏はサンダル履いてオシャレしなくちゃとも思わなくなったし、
まぁ、別にいいか~~となるんですけど。。
両足とも何故か親指と隣の指の爪だけがこのように曲がって変な方向にのびたまま、
しかも普通の爪切りじゃ挟めない数ミリの厚さに変形し、
不気味な姿で定着しています(-_-;)
2年ほど前に一度、皮膚科で診てもらいましたが、
これは抗がん剤の影響で爪の成長が(伸びるのが)遅くなってしまっているので、気長に待つしかないとのこと。
確かに爪が死んでしまってるわけではなく、カパカパと取れそうでもなくシッカリ皮膚についているのです。
つま先がキュッと狭い薄っぺらいパンプスなどは、厚ぼったく変形した爪に下の皮膚が圧迫され痛くなるのでもう履けません。
でも、これからはもう楽なスニーカーなどで十分・・・
そんな、見た目が良くないだけでそれほど問題はない”副作用の爪痕”となっています。
「オカンの手ってこんなにシワシワだったっけ?!」
ちなみに、副作用がピークだったときは手の爪、足の爪、ほぼ全滅でした。
変色し、割れ目が段々になって入り、ボロボロになりました。
⇑⇑少しづつ回復してきたのが右の画像で、
2015年の3月頃の手の爪の様子です。
そして現在は・・・
爪自体はこのようにすっかり元通りに✨
手荒れのほうが気になるし、すっかり張りのない皮膚に年齢を感じます。
余談ですが、
去年の夏に次男が帰省したとき、突然、
「オカンの手って、えっ、こんなにシワシワだったっけ?!」と、まじまじと見て言いました。
そして一瞬シワを確認するように私の手の甲を撫でたのでした。
からかっているわけじゃないことは伝わってきましたが、
つい「どうせもうバアサンの手だからっ!!」と手を引っ込めました(汗)
でも、久々に触れたその手は何だかあったかくて大きくて、
成人した次男の手を触るなんて機会はないし、
ちょっと、嬉しかったのでした (^^ゞ
なんと、三男まで、もう、、、、
そういえば長男とも次男とも、手を繋がなくなったのはいつ頃だったか・・・
そこで残るは三男、現在小学4年生。
もうすぐ5年生になるし、この人生で息子と手をつないで歩くなんて最後だよなぁと、
しみじみと三男の手を握って歩くことが多かったのでした。
けれども、とうとう来ました・・・
先週末の土曜日は、長男の厄払いに私と三男も同行しました。
いつものように三男の手を取ると、サササとすり抜け、お兄ちゃんの手にしがみついて歩き出しました。
たまたまかな~と思ったら、その翌日、買い物先でも、
三男はさりげなく私の手を離したのでした。
「恥ずかしくなったの?」と聞いたら、
無言で半歩前をスタタタ…と歩いたのでした💨
とうとう来たか。。。
自分の爪はなかなか成長しないけど、
自分の子供は寂しいけれど順調に成長?!
・・・ってことで、
良しとします !!
※長男と次男の小さかったころの思い出