乳がんになって目が覚めた

乳がんになって目が覚めた

これまでの治療時の記録、また、当たり前に朝が来て過ごせている感謝の日々、そこから残していきたいことなども書いていきます。

今日、つぶやきたいこと。

投稿するかわからないけど、一応

Kちゃんへ、今つぶやいてみたいこと書いてみるよ

18年前の今日、5月17日、

Kちゃん、容体が急変して夕方に息を引き取ったね

まだ36才になったばかりでさ、

妻の31だった私は、来年50だよ、早いわ。。

でも若かったけど Kちゃん

すごく頑張ったからさ、

あの時は、「お疲れさん」 だったよね。

でも、まだまだ子供達と離れたくなかったよね。

私とだって、まだずっと夫婦でいたかったでしょ。

 

だってホント Kちゃん

家族だいすき人間だったからさー

ひとりぼっちで逝かせてしまったこと申し訳なくて。

しばらくね、息が出来なくなるくらい、

悲しすぎて、寂しすぎて

また会いたくて、触れたくて

また話がしたくて

声を聴きたくて 

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あの日、あの時のこと、今でも忘れられないよ。

あの日から18年にもなるのにね。

今日はまたあの頃のように、

ずっと呼吸が浅いんだよね

なんだろ、

でも、だからこそ、近況報告ね。

 

ちょっとそこで聞いてて。

まぁ、見えているだろうけどね。

 

いつも私と子供達を、家族を、

そっと見守ってくれてありがとうね。

しかもさ、

時には助けてくれたりしてるのも私、知ってるよ。

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コロナウィルスってやつがね、世界中に蔓延してて。

日本も大変で、今、札幌もヤバくて。

今日は命日だけど、

札幌から出て小樽へ行くのは諦めたの。

子供達が大きくなってからは、

命日に近い休日に家族でお墓参り行く🚗とかは殆どなくなって。

最近は、今日のような平日だったらKちゃんの実家でお義母さん拾って、一緒にお墓行って、

帰りに小樽の美味しいお店で2人でランチ食べて。

その楽しみがなくなってしまってさ、残念だよ。

ただ今日は黙って家にいる1日になったよ。

でもなんか、

落ち着かなくてね。

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そう、私ね、「ブログ」やってるんだよ。

自分が書いて発信しているの。

今はSNSというものもあってね。

いろいろあるのんだよ。 時代は変わったよ。

「ブログ」っていうのを初めて知ったのは、

あのKちゃんの闘病記を書いて出版したとき。

亡くなったあと子供達にどうしても残したくて、

末期がんでも最後まで諦めなかったお父さんをね。

あの東京の出版社はもう今はないし、

ホント人生最初で最後の幻の?1冊ね。

あれただの家族日記みたいなものだったけど、

それをその「ブログ」というものに読んだ感想を載せて下さった方が沢山いてね。

後からそういうのがあるって知ったんだけどね、

当時ネット事情よくわからなかったからさ。。

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実際は出版社を介して日本各地の方々からハガキやお手紙をいただいて、それがとても嬉しかったよ。

小学生からお年寄りまで温かいお便りばかり。

本の帯にコメントをくれたのが、

ケツメイシのメンバーの大蔵さんだったから、

当時ファンの方含め多くの若者が読んでくれて、

若い方からの反響が1番多かったんだよ。。

でも私、皆さんが綴ってくださるような、

強くて立派な奥さんやお母さんなんかじゃなかったからさ、実際。

その後こうして新しい人生歩いてきたけど、

ごめん、Kちゃんとの死別のショックはかなり尾を引いてね。

当時は実は鬱病になって薬を飲んでる状態で、

自分を責めてばかりのウジウジ人間だったからさ、

 

誰にもお礼の返事を堂々と書けなかったんだよね。

 

それがいまだに心残り。

 

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うわ、いま検索してみたら、ありました。

『お父さんは太陽になった』レビュー - 読書メーター

これは感激です。

図書館に置いてあったりするんだー

っていうかレビュー、、

最近もこうして、こんな素人の稚拙な文章が詰まったものを読んでくださる方が実際いらっしゃるなんて。。

 

いつ辞めようかなんて思ってるようなこの小さな気まぐれブログですので、

そんな機会はないだろうと思っていましたが、

そうだ、この際、、、

 

もし、今このブログに来てくださった方で、

万が一、万が一、

昔この本の感想を書いて郵送したという方がいらっしゃいましたら、

この場をお借りし、心よりお礼申し上げます。

 

全ていただいたお手紙・メッセージは読みましたし、

今も束ねて大切にとってあります。

本当に、本当に、

ありがとうございました。

 

また、そうして読んで感想をネット上にあげてくださっていた方々も、

本当にありがとうございます。

 

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すっかり話がそれていきました。

 

↑↑ここまで書いたところで長男からLINE電話。

珍しいから事故ったりでもしたのかと💦

そしたら、お墓参り今回は一緒に行く予定だったけど、その予定がなくなったから、

仕事明けに自分の部屋に帰宅してから何げに、

数年ぶりにオカンが書いた本を開いた、との事。

「したっけ涙とまんなくなってさ」って。

びっくり。

そして今このタイミングかい。

「この歳(24)になって見たからかな、いや、なんだろう、泣いたわ」と。

マジか、

オカン嬉しい。

そうして今日、読んでくれて、

今、電話くれて、

嬉しい。

 

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そう、つぶやきたかったこと。

近況報告だった。

Kちゃん、

あれから18年、いろんなことがあったよ。

本当にいろんなことがあった。

でもね、みんな今、元気にやってる。

子供たち、お馬鹿だし、お調子もんだし、

優秀ではないけれど、でも、優しく育ったよ。

私が選ぶ人生に黙ってついてきてくれてさ、

子供の立場でいろんな思いもしたと思うけど、

いつも一緒にいてくれたよ。

子供たちには本当に感謝なんだよ。

そしてKちゃん

絶対に私に再婚してほしくなかったでしょ。

でもね、あなたみたいに家庭が1番の人で、

なんかいつも私を守ってくれるよ。

どんな時も一緒にいてくれる。

昨日の晩もね、ずっと手を握ってくれてたんだよ。

未熟者同士がぶつかりあいながら、

子育てしたりして、

必死に生活してきたよ。

 

わかっていると思うけど、

幸せにやってます、私。

 

安心してね。

これからも、感謝して今を生きてく

 

 以上、 つぶやき終了。