乳がんになって目が覚めた

乳がんになって目が覚めた

これまでの治療時の記録、また、当たり前に朝が来て過ごせている感謝の日々、そこから残していきたいことなども書いていきます。

これは更年期障害?鬱?‥流れに任せてみることにする

いまいち体調が優れない

最近どうも疲れやすい、眠りも浅い、頻尿、、

特にこの数日は朝スッキリ起きれず、

頭、首、とにかく体が重ダルい、、

更に、特に何かあったわけでもないのに、

気分も重く、何もしたくない、、

いろいろやりたいこと、やらなくてはならないことがあるのにやる気が起きない、気ばかり焦る、、、

今まで意識したことはありませんでしたが、

次の誕生日が来たら50になるし・・・

もしや・・・これはあの女性ホルモンの急激な低下によるっていうアレでは・・・

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31のとき、癌闘病をした夫を看取ったあと、長男と次男と3人だけでの生活が始まりましたが、

実は夫を失い1年経過した頃から体調がガタガタ崩れ始め、

鬱病との診断を受けたことがありました。

今となって思えば、全てがキャパ超えで踏ん張っていた、頑張り過ぎていたと自分に言ってあげられますが、

当時はそうなった自分を弱いと責めました。

当時、鬱病の知識がなかったので軽く「眠れるお薬をください」程度の気持ちで受診しました。

まずは睡眠をちゃんと取れたら心身に表れている不調の全てが解決すると思ったのです。

でも心療内科の医師に「あなたは鬱病ですよ」と言われ、驚きました。

当時実家の母にそのことを伝えたら、

「先生が診断してくれてよかった。おねえちゃん(私のこと)、これでちゃんともう休むでしょ」と母が安心して言っていたことを覚えています。

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結婚生活は7年に満たないまま夫は36才で旅立ちました

初診時には以下のようなことを言われました。

「あなたは今、ただただ子熊を必死に守る親熊なんですよ。でも今あなたは闘うときでも頑張るときでもない。今はそういう体調ではありません。今あなた立っているだけで精一杯でしょ?横になって下さい。仕事も辞めてくださいね。今は川の流れに乗って身を任せていればいいんです。子供さん達と寝て起きてご飯食べて、そういう最低限の生きていくことだけをしていく、今はそれでいいんですよ。そうやって泣きたいときには泣きなさい。それでいいんです。悲しみを受け止めきれてないまま突っ走ってきたんです。時間が必要です」

熊のような大柄で、

ゆっくり話すボス熊先生の前で、

子供のように泣いたのを覚えています。

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乳がんのホルモン療法も影響しているのかな

そんなこんなで過去に通常の生活を送ることができつつも抗うつ薬睡眠薬がないと眠れない生活が何年も続いた経験があり、

今回の絶不調はその時の鬱々とした気持ちと似た感じもありました。

鬱病のヘロヘロも経験したし、

抗がん剤治療の副作用のヘロヘロも経験したし、

たぶん自分は更年期障害なんてものがきても 屁でもないし気づかないかも(*ノωノ)くらいに思っていました。

まぁ隙をつかれたか・・と思い、

調子良い時間にネットをサクサク。。

すると更年期指数をチェックできるサイトがあったので自己診断をしてみたところ、以下のような結果でした。

 

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低い!大した事ないのだなと思いました (^o^)

私は乳がんの治療で、現在もホルモン療法として女性ホルモンを抑えるタモキシフェンを服用していて、生理はほぼ止まっています。

むしろそれは快適で、他にもタモキシフェンの副作用には更年期障害に似た症状がみられるようですが私はこれまで全く出たことがありませんでした。

なので、手術⇒抗がん剤放射線治療までのフルコースがひととおり終了したあとは、

ホルモン治療の副作用に苦しむことはなく心身が健康的に過ごせていました。

 

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ちなみに鬱の服薬生活との決別は、

三男の妊娠・出産がきっかけでした。

それっきり鬱病のリバウンドはありません。

最近の不調を旦那に漏らすと、

そんな日もある、気にしないでゆっくりしてな~。なんも無理しないでいいから」と言います。

更年期の症状だとしても一時的なものと考え、

そんな日もある(-_-メ)

時期がくればおさまる(-_-メ) 

旦那が言ってくれるように、

そうやって思い切って休めばいいと思うようにしようと思います。

その環境に今あることに、

感謝しながら。。。

 

今日で東日本大震災から10年。

大切な家族を失ったり、離れ離れになったり、

被災された方々の乗り越えるものや乗り越えてきたことの大きさを想像しては、

言い知れない喪失感と向き合ったことに胸が痛みます。

被災地の皆さんの心の幸せと平穏を、祈りたいと思います。

 

ちなみに10年前、私は震災があった日の3日後の3月14日に三男を産みました。

これからも息子の歳を数えながら、

あのとき被災地で起きたことを胸に留め、

影響を受けて頑張ってこられた多くの方々、

そのひとつひとつの家庭に、

あたたかい時間が流れることを願い続けます。