乳がんになって目が覚めた

乳がんになって目が覚めた

これまでの治療時の記録、また、当たり前に朝が来て過ごせている感謝の日々、そこから残していきたいことなども書いていきます。

基本は "You are what you eat" 実践している食生活に対するシンプルな心掛け

42才で乳がんに罹り、手術をしてから転移再発なく無事6年が過ぎました。

今日は食生活に対し「自分はこうしてきた。こうしている。」を簡潔に記録しておこうと思います。

 "You are what you eat" あなたはあなたの食べたもので出来ている

病気になってから、ストンと入ってきた英語のことわざです。

自分が病気になってから初めて聞き、

さまざまな文献で目にするようになりました。

「体や心の健康は、毎日、何をどう食べたかで決まる」

何を食べるかより、何を食べないかが大事であるとも思います。

 

食生活だけが、病気になる原因・なった原因ではないのかもしれません。

けれど乳がんという病気になってみて、つくづく、

自身が宿っているこの体に対してちゃんと感謝をして、

体の声にちゃんと耳を澄ませ

優しくしてあげなきゃいけないと思うようになりました。

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すぐさま実践「人参ジュース」

これで癌が治った!!を信じ手っ取り早く実践したのがこれでした。

本気のジューサー選びにはじまり、無農薬の人参を定期的に箱で取り寄せ、

そして実際は旦那が毎朝、出勤前に作ってくれたのでした。

しかも、めんどくさい洗い物まで。。

こうして当時小さかった三男も興味津々に
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結局は、この先何年も人参を定期購入し継続するには尋常じゃなくお金がかかり過ぎると消極的になり、

更にはリンパ浮腫になった時、婦人科でドレナージを担当してくれた院長婦人でもある看護師の「あら、手が黄色いわね、ジュース飲んでるの?すぐわかるわ。日本人だけよ。糖分摂り過ぎになるからよくないってデータ出てるのよ、ほんとよ」

そのハーフで美しく毒舌だけど優しい好意を寄せていた看護師さんに言われた言葉で、人参ジュース熱から覚めたのでした。

それまで続けた人参ジュースはもう癌にはならないと約束されるものではなかったものの、私にとっては足りなかったものを補えた意味で十分に効果があったと思っています。

そのあとも、いろんな野菜や果物のスムージーをサクサク作り楽しめるようになれたことは言うまでもありません。

 基本、玄米菜食

そのとき実際に食材をどのようにして食べてたか等は改めてブログに書きますが、

まずは玄米ごはん

無農薬の玄米を取り寄せ自分のぶんだけ分けて炊いて食べました。

でも、どうしても、どうしても、玄米の味になじめず、小さな精米機を買い三分づきや五分づきにしたり。。

ちなみに現在はほぼ白米で、たまに玄米は炊いてから発酵メーカーにかけて甘酒にしたりしています。

とにかく、精製された小麦粉類、白米、白砂糖を徹底的に避けました。

(今は砂糖がてんさい糖のままで後は特に制限してません)

牛肉、豚肉は完全に避け、取るとしたら鶏肉(とくにムネ肉)や魚。

もちろん免疫力を高めるには、やはり野菜やキノコ類

また、海藻類も意識して摂りました。

そして果物は、糖分を摂り過ぎない程度に。

全て野菜や果物はなるべく新鮮なもの、そして出どころを気にして選びました。(生産地、農薬の使われ方など)

また、好きだったビールなどの酒類は一切断ち、ケーキほかスナック菓子類もほぼ食べませんでした。

治療があったせいもありましが、やはり罹患したショックと怖さのほうが大きかったので必要以上に食べたい気持ちも起こりませんでした。

でも、今はそのへんも解禁しちゃっています

(いずれも節度を持ちながら) 

玄米菜食効果は素晴らしく、気づけば肌の調子も常に良く腸の働きも良く快便。

とにかく、最初の2年ほどは徹底しました。

ある程度その時期を頑張ったので体質改善されたと思います。

そして得た食に対する知識は、ずっと財産になり助けてくれます。

旦那のほうの叔父さんが農家をしていて私のために無農薬の新鮮野菜を頻繁に送ってくれました

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そして、食べ過ぎない。腹八分目。

食べるのが大好きな私はガツガツモリモリ食べるほうで、さらに昔からいわゆる早食いでした(汗)

よく噛んで食べなさい、子供たちにはそう言うくせに。。

数えながら30回噛んで食べる…いちいちそんなこと出来なーい!と言ってる場合じゃないと観念し、きちんと心掛けるようにしました。

よく噛んで食べる、

これは単純にしっかりお通じに響きます。

最初の何口かは数えてじっくり噛んで食べる癖を付けたら、あとは自然と習慣付きました。

また、1日3食を食べるという常識は、

当たり前のようで当たり前でもないのだなと思っています。

もちろん自分もそうしてきたし、そう育ってきたし、家族にもそうしています。

「 空腹になったら食べる(消化酵素が十分に分泌される)」

いろいろ調べたり実践していくうち、今はそれが正解なのだと実感します。

そして早食いは過食にもつながるというのもわかります。

そういう意味でもやはり腹八分目がいいのです。

断食、プチ断食の良さもわかるけれど、なかなか自分は実践できません(食べたい気持ちを極端に抑えるのもまたよくない)

たまに暴飲暴食してしまったとしても、また、体に負担がかかっていると感じるときには、

次はお腹がグウ~となるまで待つ、それを意識しています。

 

そして今は、好物を断つという無理はせず、

美味しく感じるものを気持ちよく食べる

それが1番大切なことだと思っています。

食べ過ぎない、やり過ぎない、何事もほどほどが1番。。

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先のことは、またどうなるか分かりません。

ただただ、人事を尽くして天命を待つ(できる限りのことをして、あとは天の意思に任せる)

そんな思いでこれからも過ごそうと思っています。

幸い現代の一般的な癌治療で救われました。

けれどそのあと癌を制御するのは自分自身の免疫力だと思うので、

大事だなと思うことをこれからもこのまま心掛けていきたいと思っています。

 

日々、笑うこと。

 

そして今この瞬間を大切にしながら。。

 

 

 

《思い出アルバムより》

 2017春/ 三男小学校入学のときの記念写真

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2017秋/ 長男就職内定おめでとう写真

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2018/ 新年おめでとう写真(おかん術後4年目)

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まずは孫の顔見るまで頑張るべさ (´艸`*)笑

 

 

 

 

私が経験した乳がんの治療についてはこちら

 

全摘手術から1年後の気持ちを私が新聞に投稿した記事はこちら
purikoko.hatenadiary.com