乳がんになって目が覚めた

乳がんになって目が覚めた

これまでの治療時の記録、また、当たり前に朝が来て過ごせている感謝の日々、そこから残していきたいことなども書いていきます。

アラフィフ夫婦と大学生の息子で観て感動した映画

保育園児だった次男が教えてくれた花の名前

春休みで大学生の次男が帰省していた先週末、

札幌は雪も溶けてすっかり春めいて、

庭のチューリップやムスカリがピョコッと芽を出していました。

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庭に出てきたムスカリちゃん

一軒家に住むようになってからは、庭に花を植えて楽しんでいます。

私がムスカリという春先に青や紫の花をつける花の名前を知ったのは、

忘れもしない、17年前でした。

ムスカリ」という名前を教えてくれたのは、

当時 保育園の年中児だった次男です。 

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ある日、道端に咲くこの花を指差し、

次男が私に言いました。

 「おかあさん、この花ね、ムスカリっていうんだよ」

「そうなんだー知らなかったー」

「せんせいがね、言ってたよ😊」

次男は私立幼稚園の年少に入園したのですが、

入園してすぐの5月に夫が僅かな期間の闘病の末に急逝。。

専業主婦だった私はその後仕事を始めることになったため、次男は年中さんになるタイミングで保育園に移りました。

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朝の7時半から暗くなるまで預けることになり不安でしたが、

保育園の先生方は皆さん優しく温かく、

次男にいろんな事を経験させてくれて、

見守ってくれて、楽しませてくれて、

当時とても助けられました。

 

映画「きっと、うまくいく」

先週は次男も帰省していたので一緒に夕食後リビングで映画を観ました。

今回は、Amazonプライムビデオでレビューも高い、

観たブロガーさんも皆さん高評価、

気になりつつ観ていなかったこの作品、

「きっと、うまくいく」

正直、あらすじをサラーッと見る分には魅力を感じずにいましたが、

いよいよ観た、観終えた今、

まだ観てない人はぜひ観て!

もう絶対に間違いないから!

興奮してオススメしたい映画となりました。

主人公たちのエリート工科大学での大学生活10年後の彼らの再会が交互に紹介されていく流れの、2時間51分という長い長いインド映画。

私も旦那もグイグイ惹き込まれましたが、

次男も最後までとても楽しそうに観ていました。

現役大学生ということもあり、

特に胸に響く内容だったのではと思います。

元気になれる映画です。

インド映画をこれまで観たことがなかったのですが、

インド映画は9つの感情が盛り込まれていることが必要と言われているそうです。

恋愛・笑い・悲しみ・ 怒り・勇敢・恐怖・嫌悪・驚き・平穏

まさにこの映画も、9つ全ての感情が含まれたものになっています。

 

 

ちなみにインドが出てくる映画といえば、


LION /ライオン 25年目のただいま(字幕版)

タイトル通り、迷子の子供が将来お母さんに会えたという単純な内容かと思っていました。

これも気になりつつ、観ていませんでしたが、

こんなに深く素晴らしい作品だとは。。

でも、旦那は辛すぎるからもう観ないと言います。

私は1人でその後もう一度観ましたが、また観たい。。

30代のインドの男性が、このような経験を実際にしているという事実に考えさせられることがいっぱいありました。

人のつながり、、、展開が見逃せません。

大学生になった男性がGoogle earthを使って故郷を探すことも興味深いですが、

何より最後の、兄弟愛、

私はそこで号泣でした。

 

おっきくなったね、次男と甥っ子😭

今回は次男の帰省にあわせて、札幌市内の大学に通う甥っ子も呼びました。

オカンは張り切ってリクエストのスープカレーを作り、大学生たちにたっぷり食べさせました🎵

 ※レシピはこちら

甥っ子は神奈川県に住んでいるお義姉さんの次男クン、現在はこちらでひとり暮らしをしています。

生まれ月が約1ヶ月しか違わないイトコどうし。

ついこの間、生まれたばかりと思っていた二人が、もうすぐ大学4年生💦

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どちらの写真も右が次男で左が甥っ子クン

赤ちゃんの頃はデブの次男のほうが大きかったけれど、今は甥っ子のほうがデカイ!

次男も178センチで決して小さくはないけれど、甥っ子は身長もあるし体も鍛えていているのでガタイ良すぎ(=゚ω゚)ノ

大学院に進む方向で頑張っている甥っ子に、

将来的には神奈川に戻るのかこちらで就職したいのか、なにげなく聞いてみました。

すると、こんな答えが。。

 

 「 いや、特に。。

    どっちでもいいなーと思っています。

  っていうかボクは大学こっち来て、

  ホント良かったんですよ!

     良かったなって思ってるんですよ!

     もう、親ってありがたいなって。

  すごくそう思うようになって。

  感謝しかないな、って。

  だから親元離れてすっげー良かったな

  って、思うんですよ」

 

きっと面と向かって親には言わない、

飾り気のない正直な思いが、

つい素直にポロッと出てきたんだね。

北海道のおばちゃんは、その返しに感動したよ。。

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あの当時、夫の葬儀の場でチョロチョロ走り回っていた小さな二人でした。

気づけばこんなにおっきくなって、

それぞれにしっかり考えを持ちながら、

 

まったく・・・

逞しくなったもんだね!

 

めんこいなぁー。

 

なんだか、こちらもお腹いっぱいの時間でした。

 

ありがとう💕

 

 

 

 

 ※次男のエピソード

 

  ※2014年に乳がんになったときのこと

purikoko.hatenadiary.com